今回は、生活保護の金額が高いと言われているのは勘違いというお話です！
生活保護の支給額を解説
生活保護の支給額のことを具体的に知っていますか？
実は、生活保護の支給額は結構少ないのです。
生活保護の支給額は人によって違いますが、最低生活費と決められています。
なので、基本的に贅沢できるような額はもらえません。
貰える額は、家賃や教育費などが含まれています。
なので、賃貸の相場が高い都会や子供がいる家庭は支給額が多くなります。
しかし、支給額が増えるのは出費が増えるからです。
たくさんもらっている人はいますが、自由に使えるお金はあまり多くありません。
もう一度言いますが、貰えるのはその地域の最低生活費です。
当然ですがその地域の平均収入よりも低い額になります。
生活保護については正しい知識が広まっていません。
日本国民は生活保護の知識をもっと知るべきだと思います。
生活保護をなくせというバッシングの原因にもなります
生活保護でもらえるお金についての誤解は、
生活保護バッシングの原因の一つです。
世の中には生活保護をバッシングしている人がいます。
しかし、冷静に考えれば生活保護をバッシングするのはおかしいです。
社会は全ての人に対して優しくはありません。
社会で生きるのが難しい人もいて当然です。
世の中には自分よりも大変な境遇の人がたくさんいます。
親や友人、知り合いに恵まれなかったような人がたくさんいます。
世の中には自分と立場の違うの人がたくさんいるのです。
そのことを知らなければいけません。
人生は、自分の頑張りだけではどうにもならないことが多いです。
そういう運の悪い人のために、生活保護制度があるとも言えます。
ちゃんとした親に育てられてちゃんと就職している人は、
どんな人が生活保護制度を必要としているか想像もつかないでしょう。
生活保護を受けている人はみんな何かしらの不幸をもっています。
そういうところにちゃんと考えを巡らせられるようになって下さい。
自分や自分の周りには似たような人が集まりやすいですが、
いわゆる「井の中の蛙」になってはいけないということです。
収入が低すぎる人から見たら多いとも言えます
生活保護の収入は決して多くありません。
しかし、一部の人と比べると「多い」と言えることがあります。
生活保護は、年収１００万～１５０万くらいです。
これは全く多いとは言えませんが、世の中にはそれ以下の収入の人もいます。
いわゆるワープアと呼ばれる人種の人たちです。
ワープアというのはワーキングプアの略で、とても低い給料で働いている人たちのことです。
普通の収入の人は「生活保護は使えるお金が少ない」と思いますが、
ワープアの収入を基準にすると「生活保護は働かずに十分稼いでいる」ように見えます。
ワープアの存在は社会問題の一つです。
いわゆる日本のブラック企業問題ですね。
日本には、低い給料で労働者を働かせるブラック企業が多いです。
さらに、国がそれを規制せずに野放しにしているという現状があります。
今の日本では、とても低い給料で働いている人たちがたくさんいます。
その人たちの生活レベルは、はっきり言って生活保護以下です。
そういう超貧乏人たちは、生活保護のバッシングをしたりしています。
働かずに自分よりも多くのお金を貰っているからです。
生活保護で使えるお金は多くないので普通は批判されません。
しかし、それ以下の給料の人たちからは激しい嫉妬を受けます。
ここで本来ならブラック企業を規制しなければいけませんが、
なぜか生活保護の金額を減らす政策が出たりしています。
日本はブラック企業にとても優しい国なのです。
その結果、ワープアが生活保護の障害者や老人を殺害する事件も起きています。
ワープアを基準にすると、生活保護の金額が多いという話も一応は理解できます。
しかし、一番の問題点はそもそもワープアが存在していることですよね。
悪いのはワープアにお金を渡していない経営者です！
ちゃんとした給料を払わない経営者が諸悪の根源です！
まとめ
生活保護の金額は高くありません！
世の中には誤解している人が結構います！
生活保護でたくさんお金を貰えるというのは間違いです。
ただ、ワープアの人からすると生活保護の方が多く見える現実があります。
世の中には、月収５万とか月収７万とかの人がいます。
そういう人からすると生活保護の額は多いですが、基準がおかしいですよね。
そういう人たちが文句を言うせいで生活保護への偏見が生まれています。
偏った情報に流されないようにしましょう。
一度、自分の地域の生活保護で貰える金額を調べてみてください。
自分の収入と比べてみて、どんな生活になるか考えてみましょう。
